番組検証結果 
スクープ21(2001年3月放送分)

番組名 番組タイトル 放送日 総合得点 備考
スクープ21 「21世紀コーヒー革命
スターバックスコーヒーの挑戦」
3月4日 62/100点  

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・番組名 スクープ21(テレビ朝日、日曜日、19:00-20:00)
・番組タイトル 「21世紀コーヒー革命 スターバックスコーヒーの挑戦」 
2001年3月4日放送
・内容 若い女性を中心に急激に人気を集め、成長するスターバックスの人気の秘密とは何か、その理由に迫っている。
・総合得点 62点/100点
・構成 17点/25点
・論理性 15点/25点
・広範性 15点/25点
・演出 15点/25点
 
草野厚
・構成 95年の5店舗から184店舗までスターバックス急成長の秘密が、歴史、現状、企業としてのポリシー、日本のエスプレッソの元祖などを素材として解き明かされていく。わかりやすく、それぞれの登場人物のメッセージも明快であった。 4点
・論理性 成功の秘密は、安価なコーヒーを提供するというこれまでの立ち飲みコーヒー店とは違った方針をもっていることのようだ。環境配慮(禁煙)、女性にも支持される商品(エスプレッソにミルクを多用)、サードプレースとしての店内、厳重な品質管理、マニュアルなしの応対、これらが本社会長、日本の社長、従業員などの口から語られる。極めつけは、元祖エスプレッソの京都のちきりやの主人に、スターバックスの商品を飲んでもらい、250円であれば、まあまあと言わせているところだ。 5点
・広範性 惜しむらくは、ドトールなど既存の安売り店のスターバックスの評価を聞きたかった。客層が両者では異なるのかもしれないが、既存店には脅威であるに違いないからだ。 4点
・演出 日本の喫茶店の増減のフリップと、スターバックスの増加を示すフリップを並べていたがどれほどの意味があったか。あたかも喫茶店の衰退の大きな理由がスターバックスの進出にあるかのように思える。やや錯覚を起こさせるフリップである。どうせなら、スターバックスと他の安売りコーヒー店の増減を比べてほしかった。 3点
 
小野塚征志
・構成 スターバックスが増えている理由を検証するという姿勢ははっきりしていた。ただし、検証というよりも、スターバックスに好意的な情報を提供するだけの内容であり、その姿勢には疑問を覚えた。 3点
・論理性 スターバックスが売れる理由について、複数の観点から指摘されていたことは評価できる。しかし、すべてが好意的な解釈に基づくものであり、問題点の方はまったくといっていいほど触れられていない。スターバックスの宣伝のパンフレットを読むことと同じではないかと感じた。 2点
・広範性 店の数は提示されていたが、売上と利益の額の変化も提示して欲しく感じた。また、1杯のエスプレッソの値段が重要な要素だった以上、他の店舗との比較データも提示する必要があったのではないか。スターバックスに批判的な声はまったくといっていいほど紹介されておらず、公平性に欠けていたと思われる。 1点
・演出 全国の喫茶店数とスターバックスの店数の変化がグラフで提示されており、非常にわかりやすかった。 3点
 
山本達也
・構成 コーヒー革命の立て役者スターバックスの与えた影響を紹介、スターバックスの原動力を紹介するといった紹介型の番組であり、そこには特定のメッセージ性はなかったように感じた。 3点
・論理性 特に、メッセージ性はないために、論理を組み立てるという構成にはなっていない。スターバックス成功の秘密を探るという目的はあったものの、検証というよりは、スターバックスの戦略を紹介するにとどまっているとの印象を受けた。 2点
・広範性 スターバックスジャパンの社長、エスプレッソ専門のコーヒー店のオーナー、お客、スターバックスのサービス担当などへのインタビューが行われていた。ある程度、広範性は担保されていたと思う。 3点
・演出 特に過剰な演出は確認できなかった。 3点
 
大沼健太郎
・構成 スターバックスが急激に人気を集めている理由を、サービスのあり方、企業方針などを明らかにする事で分かりやすく説明している。 4点
・論理性 なぜスターバックスが成功しているのかについて説明しているが、「スターバックスは素晴らしい」というような前提があるために、その問題点などが見えてこなかった。勝ち馬に乗っているような番組作りの印象は免れない。 2点
・広範性 日米スターバックスの社長、客などへのインタビューを中心としているが、例えばドトールなどの他の店の経営者がスターバックスをどう見ているのかという視点や、スターバックスの売上がどの程度伸びているのかという数的データが欲しかった。 3点
・演出 問題となるような演出は特には見られなかった。 3点
 
戸田淳子
・構成 スターバックスのコンセプトをわかりやすく紹介し、日本の喫茶店文化の再来に結び付けた内容は、視聴者に新たな視点をみせ、より明確に現状を伝えている。 3点
・論理性 米国でスターバックスに魅了され、社員となった人物と日本で魅了されて日本スターバックスの発起人となった人物を通して、スターバックスのもつ魅力、戦略性を紹介するのは視聴者にとって興味深く(紹介している人の人間性がにじみでているから)、わかりやすかったのではないか。 4点
・広範性 日米双方のスターバックス関係者、日本の顧客、日本のスタッフ、日本の他の喫茶店関係者などの取材を通して、スターバックスの全体像を多角的に、伝えている。 4点
・演出 特段問題は感じなかったが、データを多用した方が説得力をもたらすのではないかと感じた。(女性客という新たな市場を獲得したと紹介されたが、女性客の割合が他の喫茶店と比較した場合、どれぐらい多いのかなど) 3点
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