番組検証結果 
報道特集(TBS)
(2003年10
月放送分)

番組名 番組タイトル 放送日 総合得点
報道
特集

「息子の死! 学校不信」

10月5日

53点/75点

71

「マニュフェスト選挙を問う 」 10月12日 45点/75点 60

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・番組名 報道特集(TBS、日、21:00-21:49)
・番組タイトル 「息子の死! 学校不信」 2003年10月5日放送
・内容
(番組HPより)

ある公立高校の男子生徒が体育の時間に突然倒れた。
その後死亡。
少年の死亡を両親が調べるうちに、学校が救急車を呼ばない事情がわかった。
全国の多くの学校がこうした対応をとるという・・・。

・総合得点 53点/75点
・構成 10点/20点
・論理性 11点/20点
・新奇性 12点/20点
・広範性 10点/20点
・表現 10点/20点
 
 
碓井広義
・構成 体育の時間に倒れ、病院に送るのが大幅に遅れたために死亡したとされる学校での事故を取り上げた。取材は多岐にわたっていて良かったが、スタジオでの教育学教授の話などは情報性が薄かった。
3点
・論理性 「救急車要請の目安」というものに焦点を当て、視聴者に問題点を提示していた。こうした死亡事故の再発を防ぐためにも、番組の意味はあった。 3点
・新奇性 救急車を呼ぶという一点で、これだけ"縛り"があることが分かり、恐怖心すら覚えた。 3点
・広範性 当事者の父兄、学校側、県教委、医師などが登場。また、「保健・安全管理の手引き」を作成している岡山をはじめ、新居浜や横浜の例も紹介していた。 3点
・表現 話を聞くべき人たちへのインタビューを軸に、見やすいものとなっていた。 3点
 
土井系祐
・構成 県立小田原城北工業高校に通う小野朋宏くん15歳の死は、本当に避けられないものだったのか?全国各地で頻発する、学校における事故や病気による死亡事例を検証し、学校の保険安全体制の問題点を告発する。
4点
・論理性 小野くんの友人達の証言など、かなり有力な証拠があるようだ。まだ、裁判が起こされる前の取材ということだが、今後の検証が待たれる。岡山県の事例がなぜ広がらないのかというようなことについても、教えてもらいたかった。
4点
・新奇性 保険安全体制は、全国各地でさまざまな対応をしていることがわかった。些細に見える怪我や症状でも、手遅れになる危険性をはらんでいるという事例が沢山挙げられており、子ども達の命を守るためには、官僚的な責任逃れではなく、先進的な事例の情報交換をもっと進めるべきであろう。このような状況を知ることができた。 5点
・広範性 小野くんの両親、友人、校長、医師などいろいろな立場の人を取材しており、かなり確保されていた。過失がなかったとした教育委員会の話も聞ければよかった。 4点
・表現 スタジオで、田丸キャスターと喜多早稲田大学教授が解説をしているが、時間が短すぎて未消化なかん各。CGを使いわかりやすくする工夫がなされていた。
4点
 
鈴木広崇
・構成 小田原で起きた高校生による学校での死亡事故を扱った番組。同事件を取り上げると同時に、全国で相次いでいる学校内での死亡事故を検証している。小田原の事例をもとに、救急車要請も含めた学校内での緊急事態への対応について全国での事例を取り上げる構成は分かりやすかった。よって4点とした。 3点
・論理性 小田原の事例に関しては、同級生達の証言など、番組が投げかける疑問を裏付けるものが多かった。その意味で論理性は高いと思われる。加えて救急車要請などのどの学校にも当てはまる問題も指摘・検証しており、良かった。今後、裁判にて真相究明が進むとのことだった。 4点
・新奇性 学校での事故はその深刻さのレベルは様々ではあるが、相次いでいるようだ。にもかかわらず、やはり対応はまちまちで、十分な対応策が確立されていないことが良く理解できた。豊富な事例と検証で問題提起をしている意味でも新奇性は高いと判断した。よって4点とした。
4点
・広範性 小田原の事例については当事者と思われる人々への取材は十分に行われていた印象で、広範性は高いと思われる。ただ、全国で同様の事故が相次ぐ中で、どうして対策が進まないのかに疑問が残る。岡山のように対策を先進的に進めている事例もあるわけで、なぜそれらが普及しないのか。それらの点を更に取り上げれば広範性は更に高まると思われる。よって3点とした。 3点
・表現 特に問題だと感じる点は無かった。 3点
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・番組名 報道特集(TBS、日、21:00-21:49)
・番組タイトル 「マニュフェスト選挙を問う」 2003年10月12日放送
・内容
(番組HPより)
衆議院が解散された。今度の選挙は、「マニフェスト選挙」と位置付けられている。「公約」と「マニフェスト」の違いは?各党の選挙に向けた取り組みは?
選挙運動、選挙結果への影響は?
ゲストは、「マニフェスト」の提唱者、北川正恭前三重県知事。
・総合得点 45点/100点
・構成 10点/20点
・論理性 10点/20点
・新奇性 7点/20点
・広範性 9点/20点
・表現 9点/20点
 
碓井広義
・構成 自民、民主両党のマニフェスト作りをめぐるVTR。そして、スタジオでの、北川氏による「政治サイクル」をはじめとする説明が分かりやすかった。 3点
・論理性 マニフェストというものの"有効性"に関して、もっと突っ込んだ取材、検証が欲しい。 3点
・新奇性 番組の中で見せたり、語られたりしたことで、新しい情報はほとんどなかった。 2点
・広範性 番組のほとんどが両党の取材とスタジオでのトーク。マニフェスト選挙に対する客観的な論評が見当たらない。 2点
・表現 スタジオでの説明の分かりやすさを評価。
2点
 
土井系祐
・構成 スタジオで、マニフェスト選挙の火付け役の北川元三重県知事と田丸キャスターがマニフェストについての解説をしており、わかりやすい。
4点
・論理性 マニフェストへの期待が高まる中、自民党のマニフェストが玉虫色で作られていった様子が描かれており、問題点が理解できる。
4点
・新奇性 新聞・雑誌などで得られる情報以上の新しい情報はあまりなかった。北川氏によってマニフェストの概念が整理されたところがよかった。 2点
・広範性 自民党、民主党の2大政党のマニフェストについて解説がなされているが、公明党その他の党についてはどうなのか?民主党も「高速道路無料化」という思いつきや、諫早湾工事の中止という地方に諮らない決定の様子など、興味深い動きが紹介されている。官僚は、このような動きをどのように考えているのかも知りたかった。 4点
・表現 スタジオで、マニフェスト選挙の火付け役の北川元三重県知事と田丸キャスターがマニフェストについての解説をしており、わかりやすい。
4点
 
鈴木広崇
・構成 総選挙を間近に控え、マニフェストに焦点をあてた番組。マニフェストの解説に加えて、自民・民主双方や田中真紀子氏も取り上げている。ただ、マニフェストを巡る攻防というわりには、どちらかというと総選挙を控えての政局を取り上げた番組という印象で、表題と必ずしも一致していない印象を持った。よって3点とした。 3点
・論理性 マニフェストが形成されていく過程を描いており、よく理解できた。北川氏による解説もマニフェストを理解する上で有用だったと思われる。ただ、田中真紀子氏を取り上げることが必ずしもマニフェストを巡る攻防とはかみ合わない点が気になる。この点は構成でも指摘した通りである。
 加えて、なぜ若手官僚が自民党ではなく民主党から立候補するのか、その背景についても言及が欲しかった。
3点
・新奇性 特段目新しいものは無かったが、マニフェストの解説・整理や田中真紀子氏の動向、新人候補の行動など、それぞれは従来知っていた情報を補完する意味でも十分に意味を持っていたと思われる。よって3点とした。
3点
・広範性 総選挙という正確を考えると、自民・民主以外の政党も取り上げるべきなのかとも思うが、実際的には問題は無いと思われる。両党とも十分な時間をかけて取り上げられていた。ただし、繰り返しになるが、表題と田中真紀子氏へ割いた時間のバランスという意味で広範性を欠いているように感じられた。 3点
・表現 特に問題となる点は無かった。マニフェスト解説に北川氏が登場した点は同分野では有名な氏だけに、意味のある起用だったのではないか。 3点
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