| 番組名 |
番組タイトル |
放送日 |
総合得点 |
% |
クローズアップ
現代 |
「ベストセラーをめぐる攻防〜作家VS図書館」 |
11月7日 |
72点/125点 |
57.6 |
「超高層ビル乱立
〜オフィスに何が起きているのか」 |
11月12日 |
89点/125点 |
71.2 |
| ・番組名 |
クローズアップ現代(NHK、月−木、19:30-19:55) |
| ・番組タイトル |
「ベストセラーをめぐる攻防〜作家VS図書館」
2002年11月7日放送 |
・内容
(番組HPより) |
作家・出版社と図書館の間で、激しい論争が起きている。ベストセラーの大量購入で数億円の売上が阻害されているとする出版社側(「模倣犯」の貸し出し数は、全国で20万件)、対して図書館側は公共性を理由に反論している。自治体の財政難で予算削減が続く中、利用者増を図るためのリクエスト制度で、「知の殿堂」から「ベストセラー重視」へと変質した図書館。今、そのあり方が問われている。東京都や神奈川県では、各館のネット化を進め、それぞれをビジネス支援などの専門分野に特化するなど、図書館改革の動きも始まった。読書の秋、これからの図書館のあるべき姿を考える。 |
| ・総合得点 |
72点/125点 |
| ・構成 |
13点/25点 |
| ・論理性 |
11点/25点 |
| ・新奇性 |
21点/25点 |
| ・広範性 |
12点/25点 |
| ・表現 |
15点/25点 |
| |
| 草野厚 |
| ・構成 |
出版される図書の数は右肩あがり、行財政改革のあおりで、図書購入費は、右肩さがり。そうしたなかで苦悩し、生き残りを模索する図書館の姿は、わかった。一つは、ベストセラー本を大量購入して、平均的利用者のニーズに最大限こたえるという方法。一つは、専門図書館として、産業・技術などの蔵書に特化するという方法。さらには、レファレンス機能を充実し、情報収集、提供能力を利用者に還元するという方法である。しかし、最初の例は、問題点を指摘しすぎて、残りの二つの方法とのバランスを欠いた。また、肝心の情報が、解説の大学教授からしか伝えられなかったとことは問題。 |
3点 |
| ・論理性 |
最初のケース、すなわちベストセラーの大量購入により、作家や出版社が、図書販売に影響を与えているとして抗議していることを、映像を用いて伝えたために、番組の趣旨がぼけた。利用者のニーズにどう答えるか、方法論の違いであり、この部分にやや時間を割きすぎた。ここは、さらっと触れて、他の公共図書館が、ベストセラー大量購入という方法について、どう思うかを聞いてほしかった。番組としては、あとの二つのケースに意義を見いだしていると思ったが、そのことが、伝わったかどうか。80年代にくらべて、図書館数は二倍。出版図書数は8億冊、販売数は5億冊などの数字が、早口で解説者から出たが、フリップなどを使って紹介すべきだった。 |
2点 |
| ・新奇性 |
ベストセラー本が、400冊も、500冊も、公共図書館で購入されるときいてびっくりした。こうした、数字の情報には、貴重なものもあった。たとえば、浦安市の図書館は、職員41名のうち40名が、司書の資格をもっているという。 |
4点 |
| ・広範性 |
それぞれの図書館長に、縦割りの質問をするのでなく、ベストセラー大量購入の図書館長には、専門図書館になぜ、衣替えしないかなどをきいて多様性を追及すべきであった。レファレンス機能を重視した浦安市の場合、市の他の図書館は、どうなっているのか、相対化した情報があれば、もっと、よかった。
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3点 |
| ・表現 |
見せ方の技術的な側面ではないが、各図書館が、新刊図書を入れる際の、みはからいの現場は、貴重な映像であった。大雑把とはいえ、本の内容、利用者のニーズにかなっているかを、チェックしているとは知らなかった。全体として、重要な数字が、解説者や司会者の口からしか説明されなかったのは、遺憾。 |
2点 |
| |
| 小野塚征志 |
| ・構成 |
「作家VS図書館」という題名だったのにもかかわらず、実際には大半の時間が図書館改革に費やされていた。番組では「出版社」と「作家」を、図書館の利益と相反する存在として、一枚岩的に捉えていたが、誤解を招きかねない構成だったといえるのではないか。純粋に図書館改革の番組と捉えるのであれば、大変わかりやすい内容だった。 |
2点 |
| ・論理性 |
図書館改革を考える論拠は複数提示され、様々なあり方を検討することができた。しかし、作家及び出版社との利益相反を議論するという観点からすれば、著作権法の捉え方や再販制度のあり方など、必要な情報が欠けていたといえる。 |
2点 |
| ・新奇性 |
一部のメディアでは報じられていたが、総じてみれば、大変ユニークな内容だったといえるのではないか。作家や出版社側の意見だけではなく、図書館の司書にインタビューするなど、新規性の高い情報が多かった。 |
5点 |
| ・広範性 |
作家及び出版社と図書館の利益相反の問題と捉えるのであれば、図書館側の情報が圧倒的に多く、公平性に欠いた内容だったといえる。他方、図書館改革を取り上げた番組とするなら、様々な取り組み内容が紹介され、一定の広範性が確保されていたといえるだろう。 |
2点 |
| ・表現 |
図書館の蔵書数と、書籍の出版数の関係など、適宜データをグラフ化して表示し、わかりやすさが高められていた。過度な音楽、字幕等を排除し、実際の生の音声を大切にしたことは評価できる。論点を整理する際には、フリップなどを用いた方がわかりやすいと思われる。 |
4点 |
| |
| 小峯弘靖 |
| ・構成 |
公立図書館によるベストセラーの大量購入が問題になっているという。なぜ問題になっているのか、出版社側(出版社11の会)、作者側(日本ペンクラブ、井上ひさし氏、猪瀬直樹氏)、図書館側(町田市市立図書館)の主張を取り上げた番組である。後半では、ベストセラー大量購入とは関係のない最近の公立図書館(神奈川県立川崎図書館、浦安市立図書館)の動きについてもまとめている。スタジオでの国谷氏と糸賀教授とのやりとりが早口で慌しく、落ち着いて視聴するのが困難であった。 |
2点 |
| ・論理性 |
公立図書館によるベストセラーの大量購入と貸し出しが増えたことと、書籍の売上が下がっていることに相関性があることを前提に番組は展開されていた。それらが本当に相関関係があるのか否か、様々な視点から検証するべきであった。「リクエスト制度」によって公立図書館にベストセラーが入るようになったというが、具体的にいつ頃からなのかをフリップで明示した方がよかったと考える。 |
2点 |
| ・新奇性 |
町田市市立図書館での書籍購入検討会(「見計らい」)でのやりとりが映像に収められていたこと。前の週に出た書籍を近くの書店より搬入し、同図書館に所属する6つの図書館の購入担当者がそれぞれ意見を言い、購入を決定していた。
|
4点 |
| ・広範性 |
「出版社11の会」の会合映像があったが、11社がどこなのか具体的な提示がほしいところであった。今回登場していた公立図書館はいずれも東京とその近県という首都圏内である。関西、東北など他地域の公立図書館はどのような状況になっているのか、バランスの取れた取材が必要である。 |
2点 |
| ・表現 |
(個人的なことを指摘させていただくのは本意でありませんが)糸賀教授の話される速度が早く聞き取りにくかった点と、体がゆれるのが気になるところであった。また、糸賀教授に対応して国谷氏のやりとりも普段よりかは早く、落ち着きのない印象を与えていた。 |
1点 |
| |
| 土井系祐 |
| ・構成 |
図書館の持つ役割は、多様な希少な本をより多く保存することにあるのか、それとも読みたいときに多くの利用者が読めるようにすることにあるのか、その路線の違いによって、収集される本が異なってくる。作家の発言は少なく、タイトルそのものと一致していなかった。 |
2点 |
| ・論理性 |
図書館だけが槍玉に上がっているが、書籍の売れ行き減少の理由としては、中古本を扱う業者の存在や、昔から言われている活字離れの影響も大きいと見られており、論理的な繋がりは、一面的であった。 |
2点 |
| ・新奇性 |
川崎市や浦安市の図書館が行っている新しい図書館のあり方についての模索は、新鮮な情報であった。図書館の評価が、貸出冊数で決められているというようなことなど、一般には知られていない情報があった。 |
4点 |
| ・広範性 |
出版社、作家と図書館と読者からのコメントなど、幅広く集めていたが、ベストセラーをめぐる話は具体的にはあまりなかった。 |
3点 |
| ・表現 |
出版業界の売上げ状況など、CG等を駆使して、わかりやすく解説している。また、図書館の貸し出し数が年間5億冊に及ぶなど、具体的な数字に言及することで、イメージしやすくなっている。 |
4点 |
| |
| 古川園智樹 |
| ・構成 |
前半部分では、町田市の図書館を事例にして、出版社の反発を本で居る図書館のベストセラー購入の背景を探っている。中間のスタジオ部分では、日本全体での全体像を示している。後半部分では、川崎市や浦安市の図書館を事例にして、図書館の新たな在り方を探っている。現状整理、新たな動きの紹介という構成はわかりやすい。スタジオ部分で全体像を示すことで、事例紹介に終わらないようになっている。
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4点 |
| ・論理性 |
前半部分の現状整理、後半部分の新たな動きの模索の紹介という構成は論理的である。スタジオ部分で全体像を示すことで、より論理的になっている。しかし、出版社と図書館の対立が若干説明不足かもしれない。図書館に非常に焦点を当てており、それはそれでわかりやすいのだが、出版社の事情ももう少し説明する必要があるだろう。30分で海外の事例を紹介するのは不可能なのだから、途中のスタジオ部分で軽く欧米を紹介するのは不必要であろう。プラスマイナス3点である。
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3点 |
| ・新奇性 |
ベストセラーをめぐって図書館と出版社が対立していることは、ある程度知られていることではある。しかし、図書館にどのような事情があってそのようになっているのか、という具体的な情報を紹介している点は新奇性が高い。番組の最後で、「図書館は新たな付加価値を作り出すことを目指すべき」という指摘は当たり前のことではあるが、重要なものであろう。
|
4点 |
| ・広範性 |
日本の図書館については、現状整理のみならず、新たな事例も含めており、広範な情報が提供されている。個別具体的な情報のみならず全体像もある程度説明がなされている。しかし、ベストセラーを購入することで具体的にどのような問題が発生しているのかについて、もう少し具体的な情報を提供する必要がるのではないだろうか。ベストセラーを購入している現状がすでに問題であるという前提にたって番組が作成されている。
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2点 |
| ・表現 |
前半部分では、実際にどのように図書館の購入が決定されているのかを映像を通して説明する等、具体的な表現をしており、わかりやすい。さらに、CGもいくつか使用して全体像もわかりやすくしようとしている。後半部分でも、新たに付加価値をどのようにつくっているのかを、具体的に映像でわかりやすく伝えており、わかりやすい。
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4点 |
| TOP↑ |
| ・番組名 |
クローズアップ現代(NHK、月−木、19:30-19:55) |
| ・番組タイトル |
「超高層ビル乱立 〜オフィスに何が起きているのか」2002年11月12日放送 |
・内容
(番組HPより) |
長引く不況にもかかわらず、来年、東京では超高層オフィスビルの完成が相次ぎ、東京ドーム50個分の面積を越える広さのオフィスが生まれる。この建設ラッシュの背景にあるのが、ITバブル時に立てられたオフィスの「希望的な需要予測」であり、さらに景気刺激のため、次々と打ち出された容積率アップなどの「規制緩和策」である。ところが、現実には、オフィス需要は一向に上向かず、今、ビルの空室率の急上昇で、空きビルという新たな「不良債権」の増加が問題になってきた。いわゆるビル2003年問題である。実際、今年9月、丸ビルが新たにオープンして、多くの企業が移転。その結果、都内各所のビルに空き室が生じた。「2003年問題」の実態と背景を追いながら、都市計画のあり方を考える。 |
| ・総合得点 |
89点/125点 |
| ・構成 |
17点/25点 |
| ・論理性 |
18点/25点 |
| ・新奇性 |
15点/25点 |
| ・広範性 |
16点/25点 |
| ・表現 |
23点/25点 |
| |
| 草野厚 |
| ・構成 |
空室率が6.51%まで上昇した東京のオフィスビル状況の変化を伝えた番組。空きスペースの拡大は、新機能を備えた高層オフィスビルの建設ラッシュによるもの。打撃を受けるのは、中小の貸しビル。下手をすると不良債権化してしまう。高層ビルでも、数年前に建設されたものは空室が目立つ。番組の前半で、そうした状況を紹介し、後半では、高層ビルの建設ラッシュの原因を解説している。問題点はわかったが、規制改革に伴う容積率の緩和が、その理由とは、規制改革論者からすると複雑な思いだ。打撃を受けたセクターをどう、救うかについては言及がなかった。「不動産業の宿命」という答えだけでは物足りない。現状報告であれば4だが、肝心の処方箋が弱すぎるので2。 |
2点 |
| ・論理性 |
高層ビルにすると事業の採算性があがることは汐留地区の開発で、わかった。容積率を、隣接地域のあまった容積率を取引することでアップさせることができ、それが高層ビルの建設を促進している等々、数年前では考えられなかったような緩和が行われている。中小ビルのオーナーは、賃料を安くするだけしか、高層ビルに対抗策がないのか。ここを、中小ビルのオーナーで、高層ビルの新築を計画しているところなどを取材して対抗策を聞きだすべきだった。中身が複雑なので、その紹介で手一杯という点は同情する。 |
3点 |
| ・新奇性 |
CO2の排出をめぐって、途上国と先進国が、排出権取引を行っているが、同様のことが、容積率の緩和でも、行われていることに驚いた。これは、多くの人は知らなかったのでは、ないか。新しい情報だ。高層ビルが林立する背景には、こうした規制の改革があることがわかった。しかし、これは、都市に限られるものなのか、地方でも同様なことなのか、よくわからなかった。一言ほしかった。 |
4点 |
| ・広範性 |
高層ビルの建設者、中小ビルのオーナー、双方が接点のないままに、自分たちの見解を述べているだけであった。現状の問題点をどう解決すべきかについて、双方の提案が聞きたかった。とりわけ、解説のシンクタンクの研究員が、その役割を果たしていないのだから、当事者の証言は重要。 |
3点 |
| ・表現 |
容積率が緩和されると、高層ビルが作りやすくなるという説明は、ビジュアル的に非常にわかりやすかった。ただ、空室率6.5%という数字が、いかに高いかは、これまでの数字がないので(バブル直後以来最悪というナレーションはあったが)、相対化できなかった。 |
3点 |
| |
| 小野塚征志 |
| ・構成 |
「2003年問題」の実態と背景を説明するという観点からすれば、大変理解しやすい構成だった。適宜解説が加えられ、論点が整理されたことも評価できる。教科書的な内容だったといえるのではないか。 |
5点 |
| ・論理性 |
ミクロの視点から問題を掘り下げ、説得力のある解説がなされていた。規制緩和の問題など、具体的な数値を示すことにより、論理性が高まった。解決策に踏み込まなかったこと、マクロの視点がなかったことなどは、残念だった。 |
4点 |
| ・新奇性 |
2003年問題は、既に様々なメディアで報じられている。経済雑誌などでは、何度も報じられている。そういった記事を1度でも見たことのある視聴者であれば、何ら新奇性を感じられる内容ではなかったと思われる。新たな情報を盛り込む、別な視点を加えるなど、何らかの工夫が欲しかった。 |
1点 |
| ・広範性 |
様々な立場の人々の意見が紹介され、一定の広範性が確保されていた。中小のオフィスビル所有者の立場からの分析だけではなく、日本経済の活性化という観点、あるいはオフィスビルの利用者の視点からの分析もあった方がよかった。 |
3点 |
| ・表現 |
容積率拡大(規制緩和)の仕組みなどが図式化され、理解が容易になった。総じて、わかりやすさを高めるための表現技術が駆使されていたと思う。 |
5点 |
| |
| 小峯弘靖 |
| ・構成 |
なぜ高層ビルが現在、東京都都内で乱立し続けているのか、その原因と負の部分を追った番組である。高層ビルの乱立で東京オフィス街のビルの空室率が増えているという。その原因に規制緩和による容積率のアップがある。90年代に進められた規制緩和策についてわかりやすくまとめられていたが、欲を言えば誰がこれらの規制緩和を推進したのか、そしてそれらの法律の成立過程を知りたいところであった。 |
4点 |
| ・論理性 |
規制緩和による容積率のアップで高層ビルが乱立することになったのを、CGと日本総研猪熊首席研究員のわかりやすい説明でまとめている。高層ビルの乱立で空室率が増え、中小のビル経営者たちの経営難についての実態も取材されていたが、規制緩和を進めるにあたって、中小のビル経営者たちへの考慮はなされていたのか更なる取材が望まれるところであった。 |
4点 |
| ・新奇性 |
丸ビルのオープンの映像に、扇国土交通大臣がオープンのテープカットをされていた。なぜ扇大臣が出席されていたのか説明がほしいところである。東京オフィス街のビルの空室率が増えている点について、丸ビルに入居した人材派遣会社の例を追っており、わかりやすい。 |
4点 |
| ・広範性 |
東京ビルヂング協会、東京駅前協議会への取材。高層ビルの乱立で空室のあおりを受けている既存のビルの状態が、部分的ではあるが理解できる。 |
3点 |
| ・表現 |
日本総研猪熊首席研究員の説明はわかりやすい。また、猪熊氏と国谷氏とのやりとりもテンポがあってよかった。規制緩和によって容積率がどのように増えていったかのCGも良い。 |
5点 |
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| 土井系祐 |
| ・構成 |
超高層ビルの開発が増加している背景に、どんなことがあるのかとして、規制緩和の実態と、テナントを惹き付ける力の強い新しいビルとそれに対抗できずに値段が下落していく既存のビルのオフィス対決というアンバランスな実態が報告されている。 |
4点 |
| ・論理性 |
甘い需要予測と規制緩和から生まれてくる超高層ビルの乱立は、オフィス不況を深刻化させている面がありながら、なぜ行政側は、交通整理をしようとしていないのかについての、突っ込みがなかった。 |
3点 |
| ・新奇性 |
情報そのものの新鮮味はあまりなかったが、全体像を知る上では、とてもよく整理されているように思われる。 |
2点 |
| ・広範性 |
オフィス需要が冷え込む中で、規制緩和が進み、勝ち組・負け組が顕著に色分できる業界になってきている様子がわかったが、なぜ、行政は、この事態の推移を放置しているのかについて、もう少し声が欲しかった。 |
4点 |
| ・表現 |
CG等を使って、新しい超高層ビルのオフィスが生まれると、古いオフィスからテナントが移り、空室が都内各所に増えている実態と、オフィス余りの実態を、わかりやすく伝えている。 |
5点 |
| |
| 古川園智樹 |
| ・構成 |
前半部分では、高層ビル建設によって、別のビルに空室が生じていることを、丸ビルの建設を事例にして説明している。スタジオ部分で、前半部分を再整理している。後半部分では、なぜ高層ビルの建設ラッシュの原因が容積率のアップという規制緩和にあることを説明し、具体的に東京駅や中央区の事例を紹介している。現状整理、原因発見という構成は、前半部分で原因がわからないために生じるもどかしさがあるため、わかりにくい。
|
2点 |
| ・論理性 |
高層ビルの建設ラッシの原因が容積率の規制緩和にあるという説明は非常に論理的である。また、高層ビルの建設によって中小ビルにおける空室が増加しているという説明も論理的である。これらの説明をインタビューや各種データ、事例等をもとに説明を行っているために、番組の内容は論理的になっている。ただ事例が東京だけだったので、日本全体でそうなのか疑問が残る。
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4点 |
| ・新奇性 |
高層ビルの建設が相次いでいることは、東京近辺に住んでいれば、ニュースだけでなく実感としても感じていることである。しかし、その原因が容積率の規制緩和にあることは、専門家以外はあまり知らないことであろう。また、高層ビル建設が広い地域にわたって中小ビルの空室を増加させていることも、ある程度は想像できるが、具体的なことはあまり知られていないであろう。
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4点 |
| ・広範性 |
前半部分において、高層ビルの建設によってどのような事態が生じているのかについては、具体的な事例を紹介しており、広範な情報が提供されている。後半部分でも、その原因について具体的な事例で広範な情報を提供している。しかし、やはり具体的な事例として紹介されているのが東京だけである。日本全体でどのようになっているのかについてもう少し説明する必要がある。
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3点 |
| ・表現 |
前半部分では、丸ビル建設によって具体的にどのような事態が生じたのかをCGを使用して非常にわかりやすく表現していた。中小ビルのオーナーを紹介していたのも、その事態をよく表現していた。後半部分では東京駅の上空にどのような空間が生じているのか、そのことが周辺地域にどのような影響を与えているのかをCGを使用して、非常にわかりやすく表現していた。番組全体として、CGが非常に効果的に使用されていた。
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5点 |
| TOP↑ |